制御環境の構築
吊り荷のYaw角を制御するため、クレーン、制御装置、吊り荷、 ロープおよび風外乱を含むシミュレーション環境を構築しました。
制御目標
約60秒の制御期間内に、吊り荷を目標 Yaw 角 90° へ到達させることを目標とします。


クレーン旋回
クレーンは約 55 秒かけて 90° まで旋回し、その後は 60 秒まで旋回を停止します。制御装置は、クレーンの旋回中も吊り荷を目標 Yaw 角へ制御します。

制御対象
2 点吊りおよび 4 点吊りの複数の吊り荷を用い、形状や慣性の違いに対して同じ制御方式を適用 できるかを評価します。


制御装置
吊り荷の上部に4基のスラスターを備えた制御装置を配置します。 各スラスターの出力を組み合わせることで、時計回りまたは反時計回りの 回転力を発生させます。


- スラスター数
- 4 基
- 最大出力
- 各スラスター 250 N
- 出力範囲
- 0.0〜1.0 の正規化値
スラスター出力と Yaw 回転
各スラスターを単独で最大出力(250 N)とした場合の動作例です。 対角位置のスラスターは同じ回転方向のYawモーメントを発生します。 強化学習モデルは 4 基の出力を組み合わせることで、目標 Yaw 角へ制御します。
3Hz 制御
制御モデルは 3Hz(約333 ms)ごとに4基のスラスター出力を更新します。 シミュレーションは 30fps で動作するため、算出した出力を約 10 フレーム保持してから次の制御周期へ更新します。
30 fpsシミュレーション
3Hz制御出力の更新
10 frames同じ出力を保持
スラスターの実際の推力は、正規化出力値に最大出力を掛けて算出します。
外乱条件
制御性能を評価するため、無風、一方向の風外乱、風向が時間とともに変化する円軌道外乱の3条件を設定しました。 条件を段階的に複雑化し、外乱に対する制御の堅牢性を評価します。


