低出力制御

目標Yaw角への到達後にスラスター出力を低く維持する制御結果

目標角へ到達するだけでなく、実運用を意識した低出力制御の実現性を確認する。

低出力制御の詳細 ↓

可変目標 Yaw 角

初期姿勢0度からプラス90度およびマイナス90度までの可変目標Yaw角

目標角ごとに個別モデルを用意せず、一つのモデルで複数の目標姿勢へ対応する。角度誤差は±5°とした。

可変目標Yaw角の詳細 ↓

低出力制御

背景

Part 1 の制御

Part 1では、目標角への到達を優先した姿勢制御を行った。 その結果、姿勢制御自体は成功するものの

  • スラスターを最大出力付近で使用
  • 到達後も断続的なON/OFFを繰り返す
  • 不自然な制御となる

目標角へ到達するだけでは、 実運用を考えた制御として十分ではない。

方針

ここでは、到達性能を維持したまま、より自然で低出力な姿勢保持を目標とした。

Part 2 の制御

ヒートマップの見方

  • 横軸:時間
  • 縦軸:スラスター(T1~T4)
  • 色:各スラスターの正規化出力(暗い=低出力、明るい=高出力)
 

以下の4つの設計方針により、目標姿勢への到達と低出力な姿勢保持を両立を目指した。


1. 最大出力の抑制

目標角に近づくほど、使用可能なスラスター出力の上限を段階的に低減。

2. 平均出力の抑制

出力の大きさに応じたペナルティを与え、制御全体のエネルギー消費を低減。

3. 出力変化の平滑化

指令値の急激な変化を制限し、スラスター出力の振動や頻繁な切り替えを抑制。

4. 到達後の低出力維持

目標角への到達後も、低い平均出力で姿勢を安定保持することを要求。


本報告書では、姿勢制御性能に加え、ヒートマップからスラスター出力の大きさと 時間変化を評価し、低出力制御の実現性を確認する

可変目標Yaw角

単一の制御モデルに対して複数の目標Yaw角を与え、 それぞれの目標姿勢への制御を行う。

目標Yaw角 0°、±45°、±90°への制御結果

スラスター機体に設置のカメラ画像。

上方カメラから確認した各目標Yaw角への制御結果

Payload Yaw Control — Part 2